
この記事の要点
- タダラフィルの半減期は添付文書に記載があります。効果が続く時間とは別の指標です。
- 臨床試験の結果として、服用後の時間ごとの数値が添付文書に記載されています。
- 連日服用した場合は血中濃度の推移が異なります。前提が違うため分けて記載しています。
目次
公開日 / 最終更新日 / 料金の確認日
タダラフィルについて「効果が何時間続くのか」という疑問がよく挙がります。
このページでは、添付文書に書かれていることだけを示します。 書かれていないことは、書かれていないと書きます。
結論:添付文書に「36時間」という記載はあります。ただし文脈が違います
シアリス錠の添付文書には、次の一文があります。
本剤は投与後36時間まで有効性が認められていることから、 その期間は安全性について十分配慮すること。
(出典:シアリス錠5mg/10mg/20mg 添付文書 14.1.2 2024年11月改訂・第4版/日本新薬)
この一文は「14. 適用上の注意」にあります。 文の主語は安全性への配慮であって、 「36時間効き続ける」という効能の説明ではありません。
後半を落として「36時間有効」とだけ取り出すと、意味が変わります。
血中濃度はどう推移するのか
添付文書が数値で示しているのは、効果の長さではなく血中濃度です。
日本人健康成人36例にタダラフィルを単回経口投与したとき、 血漿中濃度は投与0.5〜4時間(Tmaxの中央値3時間)の間にピークに達した後、 消失しました。消失半減期は約14〜15時間でした。
| 用量 | n | Tmax(中央値) | 消失半減期 T1/2 |
|---|---|---|---|
| 5mg | 24 | 3.00時間 | 14.2時間 |
| 10mg | 23 | 3.00時間 | 14.6時間 |
| 20mg | 24 | 3.00時間 | 13.6時間 |
(幾何平均値。出典:同添付文書 16.1.1)
用量が増えても、ピークまでの時間と半減期はほとんど変わりません。 増えるのは血中濃度そのもの(AUC・Cmax)です。
なお、添付文書には40mgのデータも載っていますが、 承認最大用量は20mgと注記されています。ここでは載せていません。
高齢者では半減期が長くなります
健康高齢者12例(65〜78歳)と健康若年者12例(19〜45歳)に10mgを 単回投与したとき、高齢者の半減期は21.6時間、若年者は16.9時間でした (外国人データ/同添付文書 16.6.3)。
同じ量を飲んでも、体内に残る時間は人によって違います。
半減期は「効く時間」ではありません
半減期は血中濃度が半分になるまでの時間で、効果が切れる時刻ではありません。
添付文書は、半減期を別の文脈でも使っています。
外国において、NAIONを発現した45歳以上の男性を対象として実施された 自己対照研究では、PDE5阻害剤の投与から消失半減期(T1/2)の5倍の期間内 (タダラフィルの場合約4日以内に相当)は、 NAION発現リスクが約2倍になることが報告されている。
(出典:同添付文書 15.1.1。NAION=非動脈炎性前部虚血性視神経症)
半減期は、安全性を見るための物差しでもあります。 「何時間効くか」だけの数字ではありません。
食事の影響は認められていません
健康成人18例に20mgを高脂肪食後または空腹時に単回投与したとき、 AUC・Cmaxともに食事摂取による影響は認められませんでした (外国人データ/同添付文書 16.2.1)。
毎日飲むタイプとは前提が違います
ここまでは、性行為の前に1回飲むタイプ(頓服)の話です。 シアリス錠の用法は次のように定められています。
通常、成人には1日1回タダラフィルとして10mgを性行為の約1時間前に経口投与する。 (中略)なお、いずれの場合も1日の投与は1回とし、投与間隔は24時間以上とすること。
(出典:同添付文書 6. 用法及び用量)
このメディアが扱っている低用量を毎日飲む方法は、これとは別です。 毎日飲む場合は血中濃度の推移そのものが変わり、 効果があらわれる時期についての記載は添付文書にありません。
そちらは デイリータダラフィルの効果はいつから出る?に まとめています。
ED目的での連日服用は、国内で承認された用法ではありません(適応外使用)。
料金
用量ごとに行を区切った比較表です。 区切りをまたいだ順位は付けていません。
| クリニック | 月額 | 料金の条件 | 1回あたり | 12ヶ月総額 | 診察料 | 送料 | 最低契約期間 | 国内承認薬の明記 | 支払方法 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2.5mg(国内で承認されている規格)Mendは2.5mgを扱っていません。 | |||||||||
| クリニックフォアデイリータダラフィル2.5mg(1日1錠) | 5,346円 | 定期配送 | 178円(試算) | 64,152円(参考値) | 1,650円 | 別途 550円 | 1ヶ月 | 明記あり | クレジットカード、デビットカード、Paidy(あと払い)、GMO後払い、Jamm(銀行引き落とし)、Amazon Pay |
| スマクリED国内薬 タダラフィル2.5mg(1日1錠) | 6,980円 | 3ヶ月配送 | 232円(試算) | 83,760円(参考値) | 無料 | 込み | 3ヶ月 | 明記なし | クレジットカード、プリペイドカード、Amazon Pay、銀行振込、GMO後払い |
| 5mg(国内で承認されている規格) | |||||||||
| Mend当院タダラフィル5mg(1日1錠) | 2,980円 | 12ヶ月契約時 | 99円 | 35,760円 | 無料 | 込み | 1ヶ月 | 明記あり | クレジットカード、PayPay、銀行振込 |
| すぐ薬国内製タダラフィルOD錠5mg(1日1錠) | 5,416円(試算) | 6ヶ月ごとの定期便 | 181円 | 65,000円(参考値) | 無料 | 込み | 1ヶ月 | 明記あり(販売名まで記載) | クレジットカード、銀行振込 |
| スマクリED国内薬 タダラフィル5mg(1日1錠) | 6,980円 | 3ヶ月配送 | 232円(試算) | 83,760円(参考値) | 無料 | 込み | 3ヶ月 | 明記なし | クレジットカード、プリペイドカード、Amazon Pay、銀行振込、GMO後払い |
| DMMオンラインクリニック国内製タダラフィル錠5mg(1日1錠) | 13,750円〜16,500円 | プランにより異なる(公式ページの記載は1ヶ月あたりの幅のみ) | —(公式ページで確認できず) | —(公式ページで確認できず) | 無料 | 別途 550円 | 1ヶ月 | 明記あり | クレジットカード、DMMポイント、PayPay |
| 3.5mg / 6mg(国内に承認されている規格がない・海外製)国内未承認の医薬品です。 | |||||||||
| スマクリEDタダラフィル6mg(1日1錠) | 3,980円 | 3ヶ月配送 | 132円(試算) | 47,760円(参考値) | 無料 | 込み | 3ヶ月 | 国内未承認と明記 | クレジットカード、プリペイドカード、Amazon Pay、銀行振込、GMO後払い |
| ユナイテッドクリニック海外製 低用量タダラフィル3.5mg(1日1錠)大阪なんば院など実店舗でも受けられます | 4,980円 | 再診時 | 166円 | 59,760円(参考値) | 無料 | 込み | 1ヶ月 | 国内未承認と明記 | クレジットカード、コンビニ決済、代金引換 |
| 参考:配合剤(単剤との比較ではありません)タダラフィル単剤ではなく他成分との配合剤のため、 単剤の料金とは比較できません。 | |||||||||
| イースト駅前クリニックタダラフィル2.5mg+亜鉛10mg 合剤(1日1錠) | 8,910円 | 1ヶ月分(都度購入) | 297円(試算) | 106,920円(参考値) | 無料 | 別途 1,100円 | 1ヶ月 | 院内で調剤した配合剤 | クレジットカード、代金引換 |
- 2026年10月14日時点の各公式サイト掲載内容です。最新の価格は各公式サイトでご確認ください。
- 用量ごとに行をまとめています。用量が違うものは条件が違うため、用量のまとまりをまたいだ順位は付けていません。
- 並び順:各用量のまとまりの中で、月額が低い順。
- 価格はすべて税込です。表の金額は薬代のみで、診察料・送料は含みません(各列をあわせてご確認ください)。
- 試算:当メディアが総額を錠数などで割って出した金額です。1円未満は切り捨てています。「試算」の無い金額は、公式サイトの表記をそのまま載せています。
- 参考値:12ヶ月分のプランがないため、月額を12ヶ月分に換算した参考値です。各クリニックが提示している金額ではありません。
- 「〜」:公式サイトが1ヶ月あたりの料金を幅で示しているクリニックです。並び順は幅の下限で決めています。プランごとの金額は公式サイトでご確認ください。
- 配合剤はタダラフィル単剤ではないため、単剤の料金とは比較できません。
- いずれも自由診療(保険適用外)です。ED目的でのタダラフィル連日服用は国内で承認された用法ではありません。
- 「—」は公式サイトで確認できなかった項目です。
- 国内承認薬の明記:各院が処方する薬について、公式サイトが国内で承認されている医薬品だと明記しているかを、公式サイトの文言から載せています。薬そのものを当メディアが調べた結果ではありません。「販売名まで記載」は、販売名または製造販売元まで書かれている院です。『明記あり』は、ED目的の低用量連日服用が国内で承認されているという意味ではありません。国内にはED(勃起不全)の効能を持つタダラフィル製剤もありますが、その承認用法は性行為の前の服用です。国内承認品であっても、ED目的で毎日飲む使い方は国内で承認された用法ではありません(適応外使用)。2026年10月21日時点です。
- 支払方法:各院の「特定商取引法に基づく表記」の支払方法の欄(読めない院は公式サイトのよくある質問)から、オンライン診療で使えるものを載せています。2026年10月2日時点です。
よくある質問
効果のピークは飲んでから何時間後ですか
添付文書は「効果のピーク」の時間を示していません。 示しているのは血中濃度で、日本人健康成人では、飲んでから0.5〜4時間(中央値3時間)で 血中濃度がピークに達しました(上の「血中濃度はどう推移するのか」)。
血中濃度のピークと、効き目を感じる時間は同じではありません。 効き方には個人差があります。
(出典:シアリス錠 添付文書 16.1.1)
36時間効くということですか
添付文書にあるのは「投与後36時間まで有効性が認められていることから、 その期間は安全性について十分配慮すること」という一文です。
効果の感じ方には個人差があり、 「36時間効く」と言い切れる記載ではありません。 この一文は、その期間の安全性に配慮するよう求めたものです。
半減期が14時間なら、14時間で効かなくなりますか
いいえ。半減期は血中濃度が半分になるまでの時間であって、 効果が切れる時刻ではありません。
用量を増やせば長く効きますか
添付文書の数値を見るかぎり、 5mg・10mg・20mgで半減期はほとんど変わりません(13.6〜14.6時間)。 変わるのは血中濃度です。
用量は医師が決めます。自己判断で増やさないでください。
2.5mgや5mgを毎日飲む場合はどうなりますか
前提が違うため、この表の数値をそのまま当てはめることはできません。 用量ごとの違いは デイリータダラフィル2.5mgと5mgの違いに、 効果があらわれる時期は上で触れた記事にまとめています。
3.5mgや6mgの場合はどうですか
国内で承認されている規格ではないため、 国内の添付文書にあたるものがありません。 タダラフィル3.5mgとは?をご覧ください。
出典と確かめた日
オンライン診療の料金の表(7院)
- Mend(このメディアの運営者が運営) 料金:medical-ishin.com(2026年10月14日に確かめた)/支払方法:medical-ishin.com/law/(2026年10月2日に確かめた)/国内承認薬の明記:medical-ishin.com/law/(2026年10月21日に確かめた)
- DMMオンラインクリニック 料金:clinic.dmm.com/menu/ed_pe/(2026年10月14日に確かめた)/支払方法:clinic.dmm.com/law/(2026年10月2日に確かめた)/国内承認薬の明記:clinic.dmm.com/products/300108/(2026年10月21日に確かめた)
- すぐ薬 料金:suguyaku-online.jp/ed(2026年10月14日に確かめた)/支払方法:suguyaku-online.jp/transaction_law.html(2026年10月2日に確かめた)/国内承認薬の明記:suguyaku-online.jp/ed/(2026年10月21日に確かめた)
- イースト駅前クリニック 料金:www.eastcl.com/ed/price/(2026年10月20日に確かめた)/支払方法:www.eastcl.com/law/(2026年10月2日に確かめた)/国内承認薬の明記:www.eastcl.com/ed/(2026年10月21日に確かめた)
- クリニックフォア 料金:www.clinicfor.life/telemedicine/ed/daily-tadalafil/(2026年10月14日に確かめた)/支払方法:www.clinicfor.life/faq/(2026年10月2日に確かめた)/国内承認薬の明記:www.clinicfor.life/telemedicine/ed/daily-tadalafil/(2026年10月21日に確かめた)
- スマクリED 料金:internet-clinic.jp/smacli-ed/pricing(2026年10月14日に確かめた)/支払方法:internet-clinic.jp/law(2026年10月2日に確かめた)/国内承認薬の明記:internet-clinic.jp/ed/daily-tadalafil(2026年10月21日に確かめた)
- ユナイテッドクリニック 料金:united-clinic.jp/about-anti-aging/tadalafil/(2026年10月14日に確かめた)/支払方法:united-clinic.jp/law/(2026年10月2日に確かめた)/国内承認薬の明記:united-clinic.jp/about-anti-aging/tadalafil/(2026年10月21日に確かめた)
各院の公式サイトの掲載内容を、上の日に確かめました。料金の改定などで内容が変わることがあります。申し込みの前に各院の公式サイトでご確認ください。
本治療に関する注意事項
- 本治療は自由診療(保険適用外)です。費用は全額自己負担となります。
- タダラフィルは国内で勃起不全(性行為の前に服用する用法)や前立腺肥大症等の治療薬として承認されていますが、 ED治療を目的とした連日服用は国内で承認された用法ではなく、適応外使用です。
- 適応外使用のため、重篤な副作用が生じた場合も 医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
- 本サービスは20歳以上の方を対象としています。
- 服用の可否は医師の診察により判断されます。自己判断で服用しないでください。
- 硝酸剤(ニトログリセリン等)やリオシグアトを使用中の方、重度の心疾患・肝障害がある方などは服用できません。 毎日飲む用法の製品では、重度の腎障害がある方も服用できません。 条件は製品ごとに異なるため、医師が添付文書の禁忌で確認します。
- 亜硝酸系の吸入剤(ラッシュ・ポッパーズ等)を使用している方、または使用する予定のある方は服用できません。 併用すると急激な血圧低下を起こすおそれがあるためです。
- 効果・副作用には個人差があります。
- 諸外国の情報:米国ではEDに対し、タダラフィル2.5mgを1日1回服用し、 効果と忍容性に応じて5mgに増量する用法が承認されています。EUでも2.5mg・5mgの1日1回の用法があります。 海外の添付文書でも、硝酸剤との併用による過度の血圧低下、持続勃起、突然の視力・聴力の低下、 心血管系の事象などへの注意が示されています。 海外での承認は、日本でのED目的の連日服用の承認や、すべての方に対する安全性を意味するものではありません。
お問い合わせ先:info@medical-ishin.com