AGA治療薬で性機能への影響は報告されている?添付文書の記載

この記事の要点

  • AGA治療薬の添付文書に、性機能に関する副作用の記載があります。
  • 発現頻度も添付文書に記載されています。該当する項を本文に示しています。
  • 気になる症状がある場合は、処方を受けた医療機関にご相談ください。
目次
  1. 結論:どちらの薬も、添付文書に記載があります
  2. どちらの添付文書にも、同じ注記があります
  3. 国内の試験の数字
  4. このページで書かないこと
  5. ED治療薬とは別の薬です
  6. 受診するとき
  7. 料金
  8. よくある質問
  9. 出典と確かめた日
  10. 本治療に関する注意事項

公開日 / 最終更新日 / 料金の確認日

AGAの治療薬について、 性機能への影響が心配だという声があります。

このページでは、添付文書に何がどう書かれているかを並べます。 「なる」「ならない」の判断はしません。

結論:どちらの薬も、添付文書に記載があります

製剤 記載 頻度区分
プロペシア錠(フィナステリド) リビドー減退 1〜5%未満
勃起機能不全、射精障害、精液量減少 1%未満
男性不妊症・精液の質低下 等 頻度不明
ザガーロカプセル(デュタステリド) 性機能不全(リビドー減退、勃起不全、射精障害) 1%以上

(出典:プロペシア錠0.2mg/1mg 添付文書 11.2 2023年8月改訂・第4版/オルガノン、および ザガーロカプセル0.1mg/0.5mg 添付文書 11.2 2025年8月改訂・第2版。以下同じ)

2剤は頻度区分が違います。 同じ「AGA治療薬」として扱えません。

どちらの添付文書にも、同じ注記があります

これが読み落とされやすい一文です。

投与中止後も持続したとの報告がある。

(プロペシア錠 11.2 注1)/ザガーロカプセル 11.2 注))

やめれば必ず戻る、とは書かれていません。

一方、プロペシア錠には精液の質についてだけ、別の注記もあります。

注2)本剤の投与中止後に、精液の質が正常化又は改善されたとの報告がある。

両方が書かれています。 片方だけを取り出さないでください。

国内の試験の数字

プロペシア錠の添付文書には、国内試験の数字が載っています。

副作用(臨床検査値異常変動を含む)の発現割合は0.2mg投与群で1.5%(2/137例)、 1mg投与群で6.5%(9/139例)、プラセボ群で2.2%(3/138例)であった。 性機能に関する副作用は0.2mg投与群で1.5%(2/137例)、 1mg投与群で2.9%(4/139例)、プラセボ群で2.2%(3/138例)に認められた。 本剤投与群(0.2mg及び1mg)に認められた主な症状は リビドー減退1.1%(3/276例)、勃起機能不全0.7%(2/276例)であった。

(プロペシア錠 17.1 国内第Ⅱ/Ⅲ相二重盲検比較試験)

表にすると、こうなります。

群 性機能に関する副作用
プロペシア 0.2mg 1.5%(2/137例)
プロペシア 1mg 2.9%(4/139例)
プラセボ(薬の入っていないもの) 2.2%(3/138例)

0.2mg群は、プラセボ群より低く出ています。

この数字をどう読むか

このページでは、結論を出しません。

書けるのは、次のことまでです。

  • 添付文書に副作用として記載がある(上の表)
  • 国内試験では、0.2mg群がプラセボ群より低かった
  • 「投与中止後も持続したとの報告がある」と注記されている

3つとも同じ添付文書に書かれています。 どれか1つだけを取り出すと、実際と違う印象になります。

試験の規模も期間も限られています(24週間・各群約140例)。 症状がある場合は、処方を受けた医療機関にご相談ください。

このページで書かないこと

  • AGAの治療を受けるべきか/やめるべきか → このメディアはAGAを扱っていません
  • AGAのクリニックの比較 → 同上
  • AGA治療薬とEDの因果関係 → 添付文書は副作用の記載と試験の数字までで、因果の判定はしていません

ED治療薬とは別の薬です

AGA治療薬(5α還元酵素阻害薬)とED治療薬(PDE5阻害薬)は、 働く仕組みが違います。

ED治療薬がどこに働くかは 勃起はどういう仕組みで起きる?にまとめています。

併用できるかどうかは、添付文書で確認できる範囲が限られます。 AGA治療薬とED治療薬は併用できる?で扱っています。

受診するとき

AGA治療薬を服用している場合は、そのことを必ず医師に伝えてください。

診察で確認される項目は オンライン診療で処方を受けるには何が必要?に まとめています。

ED治療薬そのものの副作用は デイリータダラフィルの副作用にあります。

料金

ED治療の料金は各院で異なります。 用量ごとに行を区切った比較表で、区切りをまたいだ順位は付けていません。

クリニックごとの条件まで含めた比較は デイリータダラフィルが安いクリニックの比較にあります。

デイリータダラフィルの料金比較
クリニック 月額 料金の条件 1回あたり 12ヶ月総額 診察料 送料 最低契約期間 国内承認薬の明記 支払方法
2.5mg(国内で承認されている規格)Mendは2.5mgを扱っていません。
クリニックフォアデイリータダラフィル2.5mg(1日1錠) 5,346円 定期配送 178円(試算) 64,152円(参考値) 1,650円 別途 550円 1ヶ月 明記あり クレジットカード、デビットカード、Paidy(あと払い)、GMO後払い、Jamm(銀行引き落とし)、Amazon Pay
スマクリED国内薬 タダラフィル2.5mg(1日1錠) 6,980円 3ヶ月配送 232円(試算) 83,760円(参考値) 無料 込み 3ヶ月 明記なし クレジットカード、プリペイドカード、Amazon Pay、銀行振込、GMO後払い
5mg(国内で承認されている規格)
Mend当院タダラフィル5mg(1日1錠) 2,980円 12ヶ月契約時 99円 35,760円 無料 込み 1ヶ月 明記あり クレジットカード、PayPay、銀行振込
すぐ薬国内製タダラフィルOD錠5mg(1日1錠) 5,416円(試算) 6ヶ月ごとの定期便 181円 65,000円(参考値) 無料 込み 1ヶ月 明記あり(販売名まで記載) クレジットカード、銀行振込
スマクリED国内薬 タダラフィル5mg(1日1錠) 6,980円 3ヶ月配送 232円(試算) 83,760円(参考値) 無料 込み 3ヶ月 明記なし クレジットカード、プリペイドカード、Amazon Pay、銀行振込、GMO後払い
DMMオンラインクリニック国内製タダラフィル錠5mg(1日1錠) 13,750円〜16,500円 プランにより異なる(公式ページの記載は1ヶ月あたりの幅のみ) —(公式ページで確認できず) —(公式ページで確認できず) 無料 別途 550円 1ヶ月 明記あり クレジットカード、DMMポイント、PayPay
3.5mg / 6mg(国内に承認されている規格がない・海外製)国内未承認の医薬品です。
スマクリEDタダラフィル6mg(1日1錠) 3,980円 3ヶ月配送 132円(試算) 47,760円(参考値) 無料 込み 3ヶ月 国内未承認と明記 クレジットカード、プリペイドカード、Amazon Pay、銀行振込、GMO後払い
ユナイテッドクリニック海外製 低用量タダラフィル3.5mg(1日1錠)大阪なんば院など実店舗でも受けられます 4,980円 再診時 166円 59,760円(参考値) 無料 込み 1ヶ月 国内未承認と明記 クレジットカード、コンビニ決済、代金引換
参考:配合剤(単剤との比較ではありません)タダラフィル単剤ではなく他成分との配合剤のため、 単剤の料金とは比較できません。
イースト駅前クリニックタダラフィル2.5mg+亜鉛10mg 合剤(1日1錠) 8,910円 1ヶ月分(都度購入) 297円(試算) 106,920円(参考値) 無料 別途 1,100円 1ヶ月 院内で調剤した配合剤 クレジットカード、代金引換
  • 2026年10月14日時点の各公式サイト掲載内容です。最新の価格は各公式サイトでご確認ください。
  • 用量ごとに行をまとめています。用量が違うものは条件が違うため、用量のまとまりをまたいだ順位は付けていません。
  • 並び順:各用量のまとまりの中で、月額が低い順。
  • 価格はすべて税込です。表の金額は薬代のみで、診察料・送料は含みません(各列をあわせてご確認ください)。
  • 試算:当メディアが総額を錠数などで割って出した金額です。1円未満は切り捨てています。「試算」の無い金額は、公式サイトの表記をそのまま載せています。
  • 参考値:12ヶ月分のプランがないため、月額を12ヶ月分に換算した参考値です。各クリニックが提示している金額ではありません。
  • 「〜」:公式サイトが1ヶ月あたりの料金を幅で示しているクリニックです。並び順は幅の下限で決めています。プランごとの金額は公式サイトでご確認ください。
  • 配合剤はタダラフィル単剤ではないため、単剤の料金とは比較できません。
  • いずれも自由診療(保険適用外)です。ED目的でのタダラフィル連日服用は国内で承認された用法ではありません。
  • 「—」は公式サイトで確認できなかった項目です。
  • 国内承認薬の明記:各院が処方する薬について、公式サイトが国内で承認されている医薬品だと明記しているかを、公式サイトの文言から載せています。薬そのものを当メディアが調べた結果ではありません。「販売名まで記載」は、販売名または製造販売元まで書かれている院です。『明記あり』は、ED目的の低用量連日服用が国内で承認されているという意味ではありません。国内にはED(勃起不全)の効能を持つタダラフィル製剤もありますが、その承認用法は性行為の前の服用です。国内承認品であっても、ED目的で毎日飲む使い方は国内で承認された用法ではありません(適応外使用)。2026年10月21日時点です。
  • 支払方法:各院の「特定商取引法に基づく表記」の支払方法の欄(読めない院は公式サイトのよくある質問)から、オンライン診療で使えるものを載せています。2026年10月2日時点です。

よくある質問

AGA治療をやめれば戻りますか

添付文書には「投与中止後も持続したとの報告がある」と注記されています。

精液の質については、プロペシア錠に 「投与中止後に、精液の質が正常化又は改善されたとの報告がある」 という別の注記もあります。

どちらも報告であり、どうなるかを示したものではありません。

プロペシアとザガーロでは、どちらが影響が出やすいですか

このページでは比べません。

添付文書の頻度区分は違います(プロペシア錠の勃起機能不全は1%未満、 ザガーロカプセルの性機能不全は1%以上)が、 試験の対象も方法も違うため、区分をそのまま比較できません。

症状が出たらどうすればいいですか

処方を受けた医療機関にご相談ください。 自己判断で中止や変更をしないでください。

ミノキシジルはどうですか

このページでは扱いません。 プロペシア錠とザガーロカプセルの 添付文書だけを見ています。

出典と確かめた日

オンライン診療の料金の表(7院)

各院の公式サイトの掲載内容を、上の日に確かめました。料金の改定などで内容が変わることがあります。申し込みの前に各院の公式サイトでご確認ください。

本治療に関する注意事項

  • 本治療は自由診療(保険適用外)です。費用は全額自己負担となります。
  • タダラフィルは国内で勃起不全(性行為の前に服用する用法)や前立腺肥大症等の治療薬として承認されていますが、 ED治療を目的とした連日服用は国内で承認された用法ではなく、適応外使用です。
  • 適応外使用のため、重篤な副作用が生じた場合も 医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
  • 本サービスは20歳以上の方を対象としています。
  • 服用の可否は医師の診察により判断されます。自己判断で服用しないでください。
  • 硝酸剤(ニトログリセリン等)やリオシグアトを使用中の方、重度の心疾患・肝障害がある方などは服用できません。 毎日飲む用法の製品では、重度の腎障害がある方も服用できません。 条件は製品ごとに異なるため、医師が添付文書の禁忌で確認します。
  • 亜硝酸系の吸入剤(ラッシュ・ポッパーズ等)を使用している方、または使用する予定のある方は服用できません。 併用すると急激な血圧低下を起こすおそれがあるためです。
  • 効果・副作用には個人差があります。
  • 諸外国の情報:米国ではEDに対し、タダラフィル2.5mgを1日1回服用し、 効果と忍容性に応じて5mgに増量する用法が承認されています。EUでも2.5mg・5mgの1日1回の用法があります。 海外の添付文書でも、硝酸剤との併用による過度の血圧低下、持続勃起、突然の視力・聴力の低下、 心血管系の事象などへの注意が示されています。 海外での承認は、日本でのED目的の連日服用の承認や、すべての方に対する安全性を意味するものではありません。

お問い合わせ先:info@medical-ishin.com