タダラフィルは市販で買える?薬局で買えるものと処方されるもの

この記事の要点

  • タダラフィル10mgの「シアリス」が、要指導医薬品として2026年5月20日に承認され、薬剤師のいる店舗で処方箋なしに買えるようになりました。
  • 用法は性行為の約1時間前に1錠で、毎日飲む低用量(2.5mg・5mg)とは別のものです。毎日飲むタイプは今も医師の処方が必要です。
  • 購入にはチェックシートへの回答と薬剤師の確認が必要で、18才以上の本人に限られます。出典は厚生労働省・PMDA・エスエス製薬の公表内容です。

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  1. 0:00 はじめに
  2. 0:20 市販のタダラフィル
  3. 1:07 毎日飲むタイプ
  4. 2:10 市販薬の買い方
  5. 2:59 飲めない人(禁忌)
  6. 3:48 処方薬
  7. 4:07 安全のために
  8. 5:02 まとめ
目次
  1. 結論:市販されているのは「性行為の前に飲むタイプ」
  2. 市販薬になったのは何か
  3. 市販薬と「毎日飲むタイプ」は別のものです
  4. 市販薬を買うときの流れ
  5. 持病や飲んでいる薬がある場合
  6. 医療機関で処方を受ける場合の費用
  7. よくある質問
  8. 出典と確かめた日
  9. 本治療に関する注意事項

公開日 / 最終更新日 / 料金の確認日

タダラフィルを成分とするED治療薬「シアリス」(エスエス製薬)が、 2026年5月20日に要指導医薬品として承認され、処方箋なしで購入できる市販薬になりました。 2026年7月31日から一部の店舗で販売が始まり、8月31日から全国の対象店舗へ広げる予定と発表されています。

ただし、市販されているものと、医療機関で処方されるものは同じではありません。 このページでは、何が買えるようになり、何は買えないのかを整理します。

結論:市販されているのは「性行為の前に飲むタイプ」

市販薬として発売されたのは、タダラフィル10mgを1錠含む製剤です。 用法は性行為の約1時間前に1錠で、1日1錠を超えて服用しないこととされています。

このページで扱っている「低用量を毎日飲むタイプ」は、市販されていません。 毎日飲む方法については後述します。

また、市販薬といっても誰でもすぐレジに持っていける製品ではありません。 要指導医薬品という区分で、薬剤師の確認を受けたうえで購入します。

(出典:厚生労働省 事務連絡(令和8年5月20日)、 PMDA 要指導医薬品 シアリス、 エスエス製薬 プレスリリース(2026年7月31日)。以下同じ。2026年10月27日に確認)

市販薬になったのは何か

PMDA の情報とエスエス製薬の発表によると、内容は次のとおりです。

項目 内容
販売名 シアリス(エスエス製薬)
区分 要指導医薬品
承認 2026年5月20日
成分(1錠中) タダラフィル 10mg
包装 4錠
効能・効果 ぼっ起不全(満足な性行為を行うに十分なぼっ起とその維持が出来ない人)
用法・用量 成人男性(18才以上)1回1錠を、性行為の約1時間前に服用。1日1錠を超えない。服用間隔は24時間以上あける
発売 2026年7月31日から一部店舗(薬剤師が在籍する店舗)で販売。8月31日に全国発売予定と発表(2026年7月31日の発表)

希望小売価格は4錠で5,808円(税込)と公表されています (エスエス製薬 2026年7月31日の発表)。

これは4錠あたりの価格です。 このページの後半にある比較表は 毎日飲むタイプの1ヶ月あたりの料金なので、単位が違います。 同じ数字として比べられるものではありません。

市販薬と「毎日飲むタイプ」は別のものです

毎日飲むタイプと、必要なときに飲むタイプの違い 毎日飲むタイプは低用量を毎日1錠、必要なときに飲むタイプは性行為の前に1錠服用します。服用のタイミングと、費用の発生の仕方が異なります。国内では、ED目的で毎日飲む方法は適応外使用で、国内でED治療に承認されているのは性行為の前に飲む方法です。量や飲み方は医師が判断します。 毎日飲むタイプ 低用量を、毎日1錠 必要なときに飲むタイプ 性行為の前に1錠 服用のタイミング 毎日、決まった習慣として 服用のタイミング 必要と思われるときだけ 費用の発生 続けているあいだ、継続して発生 飲み忘れ 毎日の習慣にする必要がある 費用の発生 服用した回数のぶん発生 飲み忘れ 使う前に手元にある必要がある 国内では、ED目的で毎日飲む方法は適応外使用です(国内のED治療の承認用法は、性行為の前に飲む方法)。 量や飲み方、どちらが適しているかは、診察のうえ医師が判断します。
毎日飲むタイプと、必要なときに飲むタイプの違い 毎日飲むタイプは低用量を毎日1錠、必要なときに飲むタイプは性行為の前に1錠服用します。服用のタイミングと、費用の発生の仕方が異なります。国内では、ED目的で毎日飲む方法は適応外使用で、国内でED治療に承認されているのは性行為の前に飲む方法です。量や飲み方は医師が判断します。 毎日飲むタイプ 低用量を、毎日1錠 服用のタイミング 毎日、決まった習慣として 費用の発生 続けているあいだ、継続して発生 飲み忘れ 毎日の習慣にする必要がある 必要なときに飲むタイプ 性行為の前に1錠 服用のタイミング 必要と思われるときだけ 費用の発生 服用した回数のぶん発生 飲み忘れ 使う前に手元にある必要がある 国内では、ED目的で毎日飲む方法は適応外使用です。国内でED治療に承認されているのは、性行為の前に飲む方法です。 量や飲み方、どちらが適しているかは、診察のうえ医師が判断します。

ここが最も誤解されやすい点です。

市販薬(要指導医薬品) 毎日飲むタイプ
用量 10mg 2.5mg / 5mg など低用量
飲み方 性行為の約1時間前に1錠 1日1回、毎日
承認の状況 ED治療薬として承認されている ED目的の連日服用は承認されていない(適応外使用)
買い方 薬剤師の確認を受けて薬局で購入 医療機関で医師の処方を受ける

市販薬が発売されたことで、毎日飲むタイプが薬局で買えるようになった わけではありません。

国内で承認されているタダラフィル錠(ザルティア錠)の効能・効果は 前立腺肥大症に伴う排尿障害です。 ED治療を目的とした連日服用は、国内で承認された用法ではなく適応外使用であり、 重篤な副作用が生じた場合も医薬品副作用被害救済制度の給付の対象とならない場合があります(給付は保証されません)。

(出典:ザルティア錠2.5mg/ザルティア錠5mg 添付文書 2024年11月改訂・第4版/日本新薬)

毎日飲むタイプについては デイリータダラフィル 2.5mgと5mgの違いで 扱っています。

市販薬を買うときの流れ

要指導医薬品のため、購入には薬剤師の確認が必要です。 公式の発表では、次の流れとされています。

  1. チェックシートに回答する — 薬剤師が服用の可否を確認・判断するためのもの
  2. 薬剤師の確認・情報提供を受ける — チェックシートの結果を提示する
  3. 購入する — 薬剤師が販売可能と判断した場合に購入できる

あわせて、次の条件が示されています。

  • 本人のみ購入可能(年齢確認のため身分証明書の提示を求められる場合がある)
  • 1度の購入は1箱まで
  • 取扱店舗は限られるため、販売店の検索機能が用意されている

エスエス製薬の発表では、販売は薬剤師が在籍する対象店舗とされています。 通販サイトで「市販薬」として販売されているものがあっても、 それが正規の要指導医薬品であるとは限りません。 個人輸入のリスクはタダラフィル通販のリスクで扱っています。

持病や飲んでいる薬がある場合

市販薬か処方薬かにかかわらず、タダラフィルには服用できない条件があります。

添付文書では、硝酸剤又は一酸化窒素(NO)供与剤(ニトログリセリン、 亜硝酸アミル、硝酸イソソルビド、ニコランジル等)や、 可溶性グアニル酸シクラーゼ刺激剤(リオシグアト)を服用中の方は禁忌です。 併用により降圧作用が増強し、過度に血圧を下降させることがあります。

亜硝酸系の吸入剤(ラッシュ・ポッパーズ等)を使用している方、または使用する予定のある方も服用できません。 併用すると急激な血圧低下を起こすおそれがあるためです。

このほか、不安定狭心症、心不全、コントロール不良の不整脈・低血圧・高血圧、 最近3ヵ月以内の心筋梗塞の既往、最近6ヵ月以内の脳梗塞・脳出血の既往、 重度の肝障害のある方も禁忌とされています(毎日飲む用法の製品では、重度の腎障害も禁忌です)。 市販薬(シアリスの説明文書)では、医師から肝臓や腎臓に関する異常を指摘された人は服用しないこととされています(エスエス製薬 シアリス 添付文書「してはいけないこと」。2026年10月30日に確認)。

チェックシートはこれらを確認するためのものです。 持病や服用中の薬がある場合は、薬剤師または医師にお伝えください。

医療機関で処方を受ける場合の費用

毎日飲むタイプを希望する場合は、医療機関で医師の処方を受けることになります。 料金は各院で異なります。

デイリータダラフィルの料金比較
クリニック 月額 料金の条件 1回あたり 12ヶ月総額 診察料 送料 最低契約期間 国内承認薬の明記 支払方法
2.5mg(国内で承認されている規格)Mendは2.5mgを扱っていません。
クリニックフォアデイリータダラフィル2.5mg(1日1錠) 5,346円 定期配送 178円(試算) 64,152円(参考値) 1,650円 別途 550円 1ヶ月 明記あり クレジットカード、デビットカード、Paidy(あと払い)、GMO後払い、Jamm(銀行引き落とし)、Amazon Pay
スマクリED国内薬 タダラフィル2.5mg(1日1錠) 6,980円 3ヶ月配送 232円(試算) 83,760円(参考値) 無料 込み 3ヶ月 明記なし クレジットカード、プリペイドカード、Amazon Pay、銀行振込、GMO後払い
5mg(国内で承認されている規格)
Mend当院タダラフィル5mg(1日1錠) 2,980円 12ヶ月契約時 99円 35,760円 無料 込み 1ヶ月 明記あり クレジットカード、PayPay、銀行振込
すぐ薬国内製タダラフィルOD錠5mg(1日1錠) 5,416円(試算) 6ヶ月ごとの定期便 181円 65,000円(参考値) 無料 込み 1ヶ月 明記あり(販売名まで記載) クレジットカード、銀行振込
スマクリED国内薬 タダラフィル5mg(1日1錠) 6,980円 3ヶ月配送 232円(試算) 83,760円(参考値) 無料 込み 3ヶ月 明記なし クレジットカード、プリペイドカード、Amazon Pay、銀行振込、GMO後払い
DMMオンラインクリニック国内製タダラフィル錠5mg(1日1錠) 13,750円〜16,500円 プランにより異なる(公式ページの記載は1ヶ月あたりの幅のみ) —(公式ページで確認できず) —(公式ページで確認できず) 無料 別途 550円 1ヶ月 明記あり クレジットカード、DMMポイント、PayPay
3.5mg / 6mg(国内に承認されている規格がない・海外製)国内未承認の医薬品です。
スマクリEDタダラフィル6mg(1日1錠) 3,980円 3ヶ月配送 132円(試算) 47,760円(参考値) 無料 込み 3ヶ月 国内未承認と明記 クレジットカード、プリペイドカード、Amazon Pay、銀行振込、GMO後払い
ユナイテッドクリニック海外製 低用量タダラフィル3.5mg(1日1錠)大阪なんば院など実店舗でも受けられます 4,980円 再診時 166円 59,760円(参考値) 無料 込み 1ヶ月 国内未承認と明記 クレジットカード、コンビニ決済、代金引換
参考:配合剤(単剤との比較ではありません)タダラフィル単剤ではなく他成分との配合剤のため、 単剤の料金とは比較できません。
イースト駅前クリニックタダラフィル2.5mg+亜鉛10mg 合剤(1日1錠) 8,910円 1ヶ月分(都度購入) 297円(試算) 106,920円(参考値) 無料 別途 1,100円 1ヶ月 院内で調剤した配合剤 クレジットカード、代金引換
  • 2026年10月14日時点の各公式サイト掲載内容です。最新の価格は各公式サイトでご確認ください。
  • 用量ごとに行をまとめています。用量が違うものは条件が違うため、用量のまとまりをまたいだ順位は付けていません。
  • 並び順:各用量のまとまりの中で、月額が低い順。
  • 価格はすべて税込です。表の金額は薬代のみで、診察料・送料は含みません(各列をあわせてご確認ください)。
  • 試算:当メディアが総額を錠数などで割って出した金額です。1円未満は切り捨てています。「試算」の無い金額は、公式サイトの表記をそのまま載せています。
  • 参考値:12ヶ月分のプランがないため、月額を12ヶ月分に換算した参考値です。各クリニックが提示している金額ではありません。
  • 「〜」:公式サイトが1ヶ月あたりの料金を幅で示しているクリニックです。並び順は幅の下限で決めています。プランごとの金額は公式サイトでご確認ください。
  • 配合剤はタダラフィル単剤ではないため、単剤の料金とは比較できません。
  • いずれも自由診療(保険適用外)です。ED目的でのタダラフィル連日服用は国内で承認された用法ではありません。
  • 「—」は公式サイトで確認できなかった項目です。
  • 国内承認薬の明記:各院が処方する薬について、公式サイトが国内で承認されている医薬品だと明記しているかを、公式サイトの文言から載せています。薬そのものを当メディアが調べた結果ではありません。「販売名まで記載」は、販売名または製造販売元まで書かれている院です。『明記あり』は、ED目的の低用量連日服用が国内で承認されているという意味ではありません。国内にはED(勃起不全)の効能を持つタダラフィル製剤もありますが、その承認用法は性行為の前の服用です。国内承認品であっても、ED目的で毎日飲む使い方は国内で承認された用法ではありません(適応外使用)。2026年10月21日時点です。
  • 支払方法:各院の「特定商取引法に基づく表記」の支払方法の欄(読めない院は公式サイトのよくある質問)から、オンライン診療で使えるものを載せています。2026年10月2日時点です。

よくある質問

ドラッグストアならどこでも買えますか

薬剤師が在籍する対象店舗に限られます。 公式サイトに販売店の検索機能が用意されています。

市販薬を毎日飲んでもいいですか

用法は「性行為の約1時間前に1錠」「1日1錠を超えない」とされています。 毎日飲む用法は、この製品では定められていません。 この製品の添付文書にも、 「毎日連続して服用することは推奨できません。連日服用する場合には医師に相談してください。」 と書かれています。 (出典:エスエス製薬 シアリス 添付文書。2026年10月27日に確認)

市販薬と処方薬では成分が違いますか

市販されているのはタダラフィル10mgの製剤です。 医療機関では、症状や目的に応じて異なる用量が処方される場合があります。 どれが適しているかは医師または薬剤師が判断します。

副作用が心配です

頭痛・ほてりなどの副作用が報告されています。 デイリータダラフィルの副作用で扱っています。

出典と確かめた日

オンライン診療の料金の表(7院)

各院の公式サイトの掲載内容を、上の日に確かめました。料金の改定などで内容が変わることがあります。申し込みの前に各院の公式サイトでご確認ください。

本治療に関する注意事項

  • 本治療は自由診療(保険適用外)です。費用は全額自己負担となります。
  • タダラフィルは国内で勃起不全(性行為の前に服用する用法)や前立腺肥大症等の治療薬として承認されていますが、 ED治療を目的とした連日服用は国内で承認された用法ではなく、適応外使用です。
  • 適応外使用のため、重篤な副作用が生じた場合も 医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
  • 本サービスは20歳以上の方を対象としています。
  • 服用の可否は医師の診察により判断されます。自己判断で服用しないでください。
  • 硝酸剤(ニトログリセリン等)やリオシグアトを使用中の方、重度の心疾患・肝障害がある方などは服用できません。 毎日飲む用法の製品では、重度の腎障害がある方も服用できません。 条件は製品ごとに異なるため、医師が添付文書の禁忌で確認します。
  • 亜硝酸系の吸入剤(ラッシュ・ポッパーズ等)を使用している方、または使用する予定のある方は服用できません。 併用すると急激な血圧低下を起こすおそれがあるためです。
  • 効果・副作用には個人差があります。
  • 諸外国の情報:米国ではEDに対し、タダラフィル2.5mgを1日1回服用し、 効果と忍容性に応じて5mgに増量する用法が承認されています。EUでも2.5mg・5mgの1日1回の用法があります。 海外の添付文書でも、硝酸剤との併用による過度の血圧低下、持続勃起、突然の視力・聴力の低下、 心血管系の事象などへの注意が示されています。 海外での承認は、日本でのED目的の連日服用の承認や、すべての方に対する安全性を意味するものではありません。

お問い合わせ先:info@medical-ishin.com