タダラフィルの通販・個人輸入で何が起きるのか

この記事の要点

  • 個人輸入や通販で入手した医薬品について、厚生労働省が注意を公表しています。
  • その場合、医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
  • 国内では、毎日飲む低用量のタダラフィルは医師の処方が必要です。性行為の前に飲む10mgは、薬剤師の確認を受けて買える市販薬(要指導医薬品)もあります。

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  1. 0:00 はじめに
  2. 0:20 副作用被害救済制度
  3. 0:39 通販・個人輸入の危険性
  4. 2:05 医師の診察
  5. 2:27 禁忌と警告
  6. 3:10 市販と処方の違い
  7. 3:58 安全のために
  8. 4:53 まとめ
目次
  1. 結論:制度上、何が変わるのか
  2. 個人輸入した医薬品について公表されていること
  3. なぜ通販サイトの価格が安く見えるのか
  4. そもそもタダラフィルは市販で買えるのか
  5. 医療機関で処方を受ける場合の費用
  6. よくある質問
  7. 出典と確かめた日
  8. 本治療に関する注意事項

公開日 / 最終更新日 / 料金の確認日

タダラフィルを個人輸入や通販で入手することについて、 厚生労働省が公表している内容を整理します。

このページは、公的機関が示している事実を並べたものです。 判断はお読みになる方がしてください。

結論:制度上、何が変わるのか

厚生労働省は、医薬品等の個人輸入について次のように示しています。

日本国内で医薬品医療機器等法を遵守して販売等されている医薬品については、 それを適正に使用したにもかかわらず重大な健康被害が生じた場合に、 その救済を図る公的制度(医薬品副作用被害救済制度)があります。 しかし、個人輸入された医薬品による健康被害については救済対象となりません。

(出典:厚生労働省「医薬品等の個人輸入は健康被害などの危険性があります」 厚生労働省医薬局 監視指導・麻薬対策課。以下同じ)

同ページは、個人輸入について 「通常、メリットよりも危険性(リスク)のほうが大きい場合が多いと考えられます」 と結論づけています。

個人輸入した医薬品について公表されていること

品質・有効性・安全性の確認がされていない

厚生労働省は次のように示しています。

  • 国内で正規に流通している医薬品は医薬品医療機器等法に基づいて品質、有効性 および安全性の確認がなされているが、 個人輸入される外国製品にそのような保証はない
  • 国によっては、医薬品等の品質等について 日本と同じレベルでの確認が行われていないことがある
  • 品質等の確認が行われていない医薬品等は、 期待する効果が得られなかったり、人体に有害な物質が含まれている場合がある

偽造品である可能性

同ページには、個人輸入される医薬品等について 「正規のメーカー品を偽った、偽造製品かもしれません」 「不衛生な場所や方法で製造されたものかもしれません」と記載されています。

記載内容を正確に理解することが難しい

  • 効能・効果、用法・用量、使用上の注意等が外国語で記載されているため、 一般に、記載内容を正確に理解することが困難
  • 理解できたとしても、規制当局により認められていない効能・効果、 用法・用量等が記載されていることがある
  • 起こり得る副作用や成分・分量などが、きちんと記載されていないこともある

副作用が起きたときに対応が難しい

厚生労働省は、個人輸入された医薬品等については 医師、薬剤師等の専門家でも成分や作用等に関する十分な情報を有しておらず、 副作用等に迅速に対応することが困難な場合があると示しています。

なぜ通販サイトの価格が安く見えるのか

診察と経過観察が含まれていない

厚生労働省は、医薬品の中には 安全な使用を図るため医師による診察、処方及び経過観察が必要とされているものがあり、 医療機関を受診せずに安易に個人輸入して使用した場合、 安全性が著しく損なわれると示しています。

タダラフィルは、この「医師の診察が必要な医薬品」にあたります。 次の項目のとおり、添付文書には服用できない条件が具体的に定められています。

服用できない人が具体的に定められている

タダラフィル製剤の添付文書では、次の場合が禁忌とされています。

  • 硝酸剤又は一酸化窒素(NO)供与剤(ニトログリセリン、亜硝酸アミル、 硝酸イソソルビド、ニコランジル等)を投与中の患者
  • 亜硝酸系の吸入剤(ラッシュ・ポッパーズ等)を使用している方、 または使用する予定のある方(上の硝酸剤等の禁忌にあたります)
  • 可溶性グアニル酸シクラーゼ刺激剤(リオシグアト)を投与中の患者
  • 不安定狭心症、心不全(NYHA分類Ⅲ度以上)、 コントロール不良の不整脈・低血圧・高血圧のある患者
  • 心筋梗塞の既往歴が最近3ヵ月以内にある患者
  • 脳梗塞・脳出血の既往歴が最近6ヵ月以内にある患者
  • 重度の肝障害のある患者(毎日飲む用法の製品では、重度の腎障害のある患者も)

(出典:ザルティア錠2.5mg/ザルティア錠5mg 添付文書 2024年11月改訂・第4版/日本新薬)

添付文書には警告として、硝酸剤等との併用により降圧作用が増強し 過度に血圧を下降させることがあること、 死亡例を含む心筋梗塞等の重篤な心血管系等の有害事象が報告されているため 投与前に心血管系障害の有無を十分確認することが記載されています。 亜硝酸系の吸入剤(ラッシュ・ポッパーズ等)も、併用すると急激な血圧低下を起こすおそれがあります。

これらの確認は、診察を受けなければ行えません。 価格の差には、この確認の有無が含まれています。

そもそもタダラフィルは市販で買えるのか

性行為の前に飲む10mgの製品は、市販薬として買えます。 エスエス製薬の「シアリス」(1錠中タダラフィル10mg)が、2026年5月20日に要指導医薬品として承認されました。 用法は「性行為の約1時間前に1回1錠」で、購入にはチェックシートへの回答と薬剤師の確認が必要です。 販売は薬剤師が在籍する対象店舗で、18才以上の本人に限られます。 (出典:PMDA 要指導医薬品 シアリス、 エスエス製薬 プレスリリース(2026年7月31日)。2026年10月27日に確認)

一方、毎日飲む低用量(2.5mg・5mg)は市販されていません。 1日1回の用法で承認されているタダラフィル製剤(ザルティア錠)は、添付文書に 「処方箋医薬品」「注意-医師等の処方箋により使用すること」と 記載されています。こちらは薬局で処方箋なしに購入できるものではありません。 市販薬の詳しい内容はタダラフィルは市販で買える?で扱っています。

ED目的の連日服用は適応外使用である

毎日飲むタイプと、必要なときに飲むタイプの違い 毎日飲むタイプは低用量を毎日1錠、必要なときに飲むタイプは性行為の前に1錠服用します。服用のタイミングと、費用の発生の仕方が異なります。国内では、ED目的で毎日飲む方法は適応外使用で、国内でED治療に承認されているのは性行為の前に飲む方法です。量や飲み方は医師が判断します。 毎日飲むタイプ 低用量を、毎日1錠 必要なときに飲むタイプ 性行為の前に1錠 服用のタイミング 毎日、決まった習慣として 服用のタイミング 必要と思われるときだけ 費用の発生 続けているあいだ、継続して発生 飲み忘れ 毎日の習慣にする必要がある 費用の発生 服用した回数のぶん発生 飲み忘れ 使う前に手元にある必要がある 国内では、ED目的で毎日飲む方法は適応外使用です(国内のED治療の承認用法は、性行為の前に飲む方法)。 量や飲み方、どちらが適しているかは、診察のうえ医師が判断します。
毎日飲むタイプと、必要なときに飲むタイプの違い 毎日飲むタイプは低用量を毎日1錠、必要なときに飲むタイプは性行為の前に1錠服用します。服用のタイミングと、費用の発生の仕方が異なります。国内では、ED目的で毎日飲む方法は適応外使用で、国内でED治療に承認されているのは性行為の前に飲む方法です。量や飲み方は医師が判断します。 毎日飲むタイプ 低用量を、毎日1錠 服用のタイミング 毎日、決まった習慣として 費用の発生 続けているあいだ、継続して発生 飲み忘れ 毎日の習慣にする必要がある 必要なときに飲むタイプ 性行為の前に1錠 服用のタイミング 必要と思われるときだけ 費用の発生 服用した回数のぶん発生 飲み忘れ 使う前に手元にある必要がある 国内では、ED目的で毎日飲む方法は適応外使用です。国内でED治療に承認されているのは、性行為の前に飲む方法です。 量や飲み方、どちらが適しているかは、診察のうえ医師が判断します。

添付文書に記載された効能又は効果は「前立腺肥大症に伴う排尿障害」です。

ED治療を目的とした連日服用は、国内で承認された用法ではなく、 適応外使用となります。 適応外使用の場合、医療機関で処方を受けた場合であっても、 重篤な副作用が生じたときに医薬品副作用被害救済制度の給付の対象とならない場合があり、給付を保証することはできません。

個人輸入との違いは、診察・処方・経過観察が行われるかどうかにもあります。

なお、添付文書で定められた用法は1日1回5mgで、 腎機能や併用薬などの条件に応じて開始用量が示されています。 どの用量を服用するかは医師が判断します。 デイリータダラフィルの2.5mgと5mgの違いで 扱っています。

医療機関で処方を受ける場合の費用

料金は各院で異なります。用量ごとに区切った一覧は デイリータダラフィルが安いクリニックの比較にあります。

デイリータダラフィルの料金比較
クリニック 月額 料金の条件 1回あたり 12ヶ月総額 診察料 送料 最低契約期間 国内承認薬の明記 支払方法
2.5mg(国内で承認されている規格)Mendは2.5mgを扱っていません。
クリニックフォアデイリータダラフィル2.5mg(1日1錠) 5,346円 定期配送 178円(試算) 64,152円(参考値) 1,650円 別途 550円 1ヶ月 明記あり クレジットカード、デビットカード、Paidy(あと払い)、GMO後払い、Jamm(銀行引き落とし)、Amazon Pay
スマクリED国内薬 タダラフィル2.5mg(1日1錠) 6,980円 3ヶ月配送 232円(試算) 83,760円(参考値) 無料 込み 3ヶ月 明記なし クレジットカード、プリペイドカード、Amazon Pay、銀行振込、GMO後払い
5mg(国内で承認されている規格)
Mend当院タダラフィル5mg(1日1錠) 2,980円 12ヶ月契約時 99円 35,760円 無料 込み 1ヶ月 明記あり クレジットカード、PayPay、銀行振込
すぐ薬国内製タダラフィルOD錠5mg(1日1錠) 5,416円(試算) 6ヶ月ごとの定期便 181円 65,000円(参考値) 無料 込み 1ヶ月 明記あり(販売名まで記載) クレジットカード、銀行振込
スマクリED国内薬 タダラフィル5mg(1日1錠) 6,980円 3ヶ月配送 232円(試算) 83,760円(参考値) 無料 込み 3ヶ月 明記なし クレジットカード、プリペイドカード、Amazon Pay、銀行振込、GMO後払い
DMMオンラインクリニック国内製タダラフィル錠5mg(1日1錠) 13,750円〜16,500円 プランにより異なる(公式ページの記載は1ヶ月あたりの幅のみ) —(公式ページで確認できず) —(公式ページで確認できず) 無料 別途 550円 1ヶ月 明記あり クレジットカード、DMMポイント、PayPay
3.5mg / 6mg(国内に承認されている規格がない・海外製)国内未承認の医薬品です。
スマクリEDタダラフィル6mg(1日1錠) 3,980円 3ヶ月配送 132円(試算) 47,760円(参考値) 無料 込み 3ヶ月 国内未承認と明記 クレジットカード、プリペイドカード、Amazon Pay、銀行振込、GMO後払い
ユナイテッドクリニック海外製 低用量タダラフィル3.5mg(1日1錠)大阪なんば院など実店舗でも受けられます 4,980円 再診時 166円 59,760円(参考値) 無料 込み 1ヶ月 国内未承認と明記 クレジットカード、コンビニ決済、代金引換
参考:配合剤(単剤との比較ではありません)タダラフィル単剤ではなく他成分との配合剤のため、 単剤の料金とは比較できません。
イースト駅前クリニックタダラフィル2.5mg+亜鉛10mg 合剤(1日1錠) 8,910円 1ヶ月分(都度購入) 297円(試算) 106,920円(参考値) 無料 別途 1,100円 1ヶ月 院内で調剤した配合剤 クレジットカード、代金引換
  • 2026年10月14日時点の各公式サイト掲載内容です。最新の価格は各公式サイトでご確認ください。
  • 用量ごとに行をまとめています。用量が違うものは条件が違うため、用量のまとまりをまたいだ順位は付けていません。
  • 並び順:各用量のまとまりの中で、月額が低い順。
  • 価格はすべて税込です。表の金額は薬代のみで、診察料・送料は含みません(各列をあわせてご確認ください)。
  • 試算:当メディアが総額を錠数などで割って出した金額です。1円未満は切り捨てています。「試算」の無い金額は、公式サイトの表記をそのまま載せています。
  • 参考値:12ヶ月分のプランがないため、月額を12ヶ月分に換算した参考値です。各クリニックが提示している金額ではありません。
  • 「〜」:公式サイトが1ヶ月あたりの料金を幅で示しているクリニックです。並び順は幅の下限で決めています。プランごとの金額は公式サイトでご確認ください。
  • 配合剤はタダラフィル単剤ではないため、単剤の料金とは比較できません。
  • いずれも自由診療(保険適用外)です。ED目的でのタダラフィル連日服用は国内で承認された用法ではありません。
  • 「—」は公式サイトで確認できなかった項目です。
  • 国内承認薬の明記:各院が処方する薬について、公式サイトが国内で承認されている医薬品だと明記しているかを、公式サイトの文言から載せています。薬そのものを当メディアが調べた結果ではありません。「販売名まで記載」は、販売名または製造販売元まで書かれている院です。『明記あり』は、ED目的の低用量連日服用が国内で承認されているという意味ではありません。国内にはED(勃起不全)の効能を持つタダラフィル製剤もありますが、その承認用法は性行為の前の服用です。国内承認品であっても、ED目的で毎日飲む使い方は国内で承認された用法ではありません(適応外使用)。2026年10月21日時点です。
  • 支払方法:各院の「特定商取引法に基づく表記」の支払方法の欄(読めない院は公式サイトのよくある質問)から、オンライン診療で使えるものを載せています。2026年10月2日時点です。

よくある質問

海外の正規品なら安全ですか

副作用が起きないとは言えません。 厚生労働省は、 海外の規制当局により品質等が確認された医薬品等を、用法・用量等の記載内容を 守って使用した場合でも、副作用等を生じることがあると示しています。 また、個人輸入された医薬品による健康被害は救済対象となりません。

クリニックが処方する海外製の規格(6mgなど)は、個人輸入とは経路が違います。 タダラフィル 6mgで、クリニックの公式サイトの記載とあわせて整理しています。 処方される薬が国内承認品か海外製かを確かめる手がかりは 国内承認 タダラフィルにまとめています。

輸入代行サイトを使えば問題ありませんか?

厚生労働省は、代行を使うかどうかで分けていません。 厚生労働省のページは、個人輸入される医薬品等全般について 上記の危険性を示しています。代行の有無による区別は示されていません。

飲み合わせは自分で調べればわかりますか

自分で判断せず、医師・薬剤師に伝えてください。 添付文書には併用禁忌・併用注意の薬剤が具体的に挙げられています。 ただし、服用中の薬や持病は人によって異なります。 医師・薬剤師に、市販薬やサプリメントも含めて伝えてください。

副作用が出たらどうすればいいですか

服用を中止し、速やかに医療機関を受診してください。 報告されている副作用は デイリータダラフィルの副作用で扱っています。

出典と確かめた日

オンライン診療の料金の表(7院)

各院の公式サイトの掲載内容を、上の日に確かめました。料金の改定などで内容が変わることがあります。申し込みの前に各院の公式サイトでご確認ください。

本治療に関する注意事項

  • 本治療は自由診療(保険適用外)です。費用は全額自己負担となります。
  • タダラフィルは国内で勃起不全(性行為の前に服用する用法)や前立腺肥大症等の治療薬として承認されていますが、 ED治療を目的とした連日服用は国内で承認された用法ではなく、適応外使用です。
  • 適応外使用のため、重篤な副作用が生じた場合も 医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
  • 本サービスは20歳以上の方を対象としています。
  • 服用の可否は医師の診察により判断されます。自己判断で服用しないでください。
  • 硝酸剤(ニトログリセリン等)やリオシグアトを使用中の方、重度の心疾患・肝障害がある方などは服用できません。 毎日飲む用法の製品では、重度の腎障害がある方も服用できません。 条件は製品ごとに異なるため、医師が添付文書の禁忌で確認します。
  • 亜硝酸系の吸入剤(ラッシュ・ポッパーズ等)を使用している方、または使用する予定のある方は服用できません。 併用すると急激な血圧低下を起こすおそれがあるためです。
  • 効果・副作用には個人差があります。
  • 諸外国の情報:米国ではEDに対し、タダラフィル2.5mgを1日1回服用し、 効果と忍容性に応じて5mgに増量する用法が承認されています。EUでも2.5mg・5mgの1日1回の用法があります。 海外の添付文書でも、硝酸剤との併用による過度の血圧低下、持続勃起、突然の視力・聴力の低下、 心血管系の事象などへの注意が示されています。 海外での承認は、日本でのED目的の連日服用の承認や、すべての方に対する安全性を意味するものではありません。

お問い合わせ先:info@medical-ishin.com