タダラフィルは腎臓に悪い?添付文書の腎臓に関する記載

この記事の要点

  • 添付文書には、腎臓に関係する副作用として「腎クレアチニン・クリアランス減少」が1%未満の欄に載っています。
  • 重度の腎障害のある人は、毎日飲む用法の製品では禁忌です。中等度の腎障害では、血中の濃度が上がる可能性が書かれています。
  • 腎臓に悪いかどうかを、当メディアが言い切ることはできません。検査の値をもとに医師が判断します。
目次
  1. 結論:腎臓に関係する記載は4つあります
  2. 1. 体からの出ていき方
  3. 2. 副作用の表の「腎臓」の欄
  4. 3. 重度の腎障害のある人:毎日飲む用法の製品では禁忌です
  5. 4. 中等度の腎障害のある人:血中の濃度が上がる可能性
  6. 診察で伝えること
  7. よくある質問
  8. 料金の目安
  9. 出典と確かめた日
  10. 本治療に関する注意事項

公開日 / 最終更新日 / 料金の確認日

タダラフィルを毎日飲むと、腎臓に負担がかからないか。 このページでは、添付文書(PMDAで公開されている医薬品の公式の文書)の腎臓に関する記載を並べて整理します。

先にお伝えしておくと、タダラフィルを毎日飲む使い方は、ED目的では国内で承認された用法ではありません(適応外使用)。 以下は、毎日1回の用法で承認されている前立腺肥大症の製品(ザルティア錠)の添付文書によるものです。

結論:腎臓に関係する記載は4つあります

  1. 体からの出ていき方:大部分は便から、3分の1ほどは尿から出ていきます。
  2. 副作用の表:腎臓の欄に「腎クレアチニン・クリアランス減少」が、1%未満の欄に載っています。
  3. 重度の腎障害のある人:毎日飲む用法の製品では禁忌(服用できない)です。
  4. 中等度の腎障害のある人:血中の濃度が上がる可能性が書かれ、2.5mgから始めることも考えるとされています。

「腎臓に悪い」と言い切ることも、「腎臓には影響しない」と言い切ることも、当メディアにはできません。 あなたの腎臓の状態でどうなるかは、検査の値をもとに医師が判断します。

(出典:ザルティア錠 添付文書。以下この節の引用はすべて同じ)

1. 体からの出ていき方

添付文書の「排泄」の項には、次のようにあります。

投与後312時間までの放射能回収率は糞便中60.5%、尿中36.1%であった。

(外国の健康成人6人のデータです。) タダラフィルは、主に便から、一部が尿から出ていく薬です。

2. 副作用の表の「腎臓」の欄

副作用の表(その他の副作用)には、器官ごとに欄があり、腎臓の欄には次の1つが載っています。

器官 1%以上 1%未満 頻度不明
腎臓 — 腎クレアチニン・クリアランス減少 —

クレアチニン・クリアランスは、腎臓が老廃物をこし出す働きの目安になる値です。 この値が下がったという報告が、1%未満の頻度であったという記載です。

ほかの副作用(頭痛・ほてりなど)と、どのくらいの頻度で出るかは デイリータダラフィルの副作用にまとめています。

3. 重度の腎障害のある人:毎日飲む用法の製品では禁忌です

添付文書の「禁忌(次の患者には投与しないこと)」に、「重度の腎障害のある患者」があります。 理由として、次のように書かれています。

9.2.1 重度の腎障害患者 投与しないこと。本剤の血漿中濃度が上昇する。また、これらの患者は本剤の曝露が増加する可能性があるため臨床試験では除外されている。

性行為の前に飲む製品(シアリス錠)とは書き方が違います

勃起不全の薬として承認されているシアリス錠(性行為の前に飲む用法)の添付文書は、 重度の腎障害のある人について禁忌とはせず、用量と間隔の上限を決めています。

中等度又は重度の腎障害のある患者では、5mgから開始し、投与間隔は24時間以上とすること。…重度の腎障害のある患者では5mgを超えないこと。

(出典:シアリス錠 添付文書)

毎日飲むか、性行為の前に飲むかで、扱いが違います。 どちらの飲み方なら服用できるかは、医師が判断します。

4. 中等度の腎障害のある人:血中の濃度が上がる可能性

9.2.2 中等度の腎障害患者 本剤の血漿中濃度が上昇する可能性がある。

用法及び用量に関連する注意には、次のようにあります。

7.1 中等度の腎障害のある患者では、本剤の血漿中濃度が上昇するおそれがあること及び投与経験が限られていることから、患者の状態を観察しながら1日1回2.5mgから投与を開始するなども考慮すること。

薬物動態の項には、軽度・中等度の腎障害のある人にタダラフィルを1回飲んでもらった試験で、 体内の量の指標(AUC)が健康な人の約2倍(約100%増加)になったと書かれています(外国のデータ)。

2.5mgと5mgの位置づけは デイリータダラフィル 2.5mgと5mgの違いで整理しています。

診察で伝えること

腎臓の病気があるか、健康診断で腎臓の値を指摘されたことがあるかは、必ず医師に伝えてください。 禁忌に当たるか、どの用量にするかの判断に関わります。

  • 腎臓の病気の名前と、通院しているか
  • 健康診断の結果(クレアチニン・eGFR など、指摘された値)
  • 透析を受けているか
  • いま飲んでいる薬

添付文書には、飲みすぎたときについて 「特異的な解毒薬はない。なお、腎透析によるクリアランスの促進は期待できない。」とあります。 決められた量を超えて飲まないでください。

よくある質問

毎日飲み続けると腎臓が悪くなりますか

添付文書には、腎臓に関係する副作用として「腎クレアチニン・クリアランス減少」が1%未満の欄に載っています。 あなたの場合にどうなるかを、当メディアが言うことはできません。 飲み続けているあいだの検査について、処方を受ける医師にご相談ください。

腎臓の数値が少し高いと言われました。飲めますか

毎日飲む用法の製品では重度の腎障害は禁忌、中等度の腎障害では血中の濃度が上がる可能性がある、というのが添付文書の記載です(性行為の前に飲むシアリス錠では、重度の腎障害は禁忌ではなく用量の上限です)。 どの程度かの判断と、飲めるかどうかは、医師が検査の値をもとに決めます。 結果の紙を持って相談してください。

個人輸入の薬なら、腎臓への注意書きは同じですか

海外の製剤には、日本語の添付文書がありません。 個人輸入で起きることは タダラフィルの通販・個人輸入で何が起きるのかで整理しています。

料金の目安

料金はクリニックごとに異なります。全体の表は デイリータダラフィルの料金比較にもあります。

デイリータダラフィルの料金比較
クリニック 月額 料金の条件 1回あたり 12ヶ月総額 診察料 送料 最低契約期間 国内承認薬の明記 支払方法
2.5mg(国内で承認されている規格)Mendは2.5mgを扱っていません。
クリニックフォアデイリータダラフィル2.5mg(1日1錠) 5,346円 定期配送 178円(試算) 64,152円(参考値) 1,650円 別途 550円 1ヶ月 明記あり クレジットカード、デビットカード、Paidy(あと払い)、GMO後払い、Jamm(銀行引き落とし)、Amazon Pay
スマクリED国内薬 タダラフィル2.5mg(1日1錠) 6,980円 3ヶ月配送 232円(試算) 83,760円(参考値) 無料 込み 3ヶ月 明記なし クレジットカード、プリペイドカード、Amazon Pay、銀行振込、GMO後払い
5mg(国内で承認されている規格)
Mend当院タダラフィル5mg(1日1錠) 2,980円 12ヶ月契約時 99円 35,760円 無料 込み 1ヶ月 明記あり クレジットカード、PayPay、銀行振込
すぐ薬国内製タダラフィルOD錠5mg(1日1錠) 5,416円(試算) 6ヶ月ごとの定期便 181円 65,000円(参考値) 無料 込み 1ヶ月 明記あり(販売名まで記載) クレジットカード、銀行振込
スマクリED国内薬 タダラフィル5mg(1日1錠) 6,980円 3ヶ月配送 232円(試算) 83,760円(参考値) 無料 込み 3ヶ月 明記なし クレジットカード、プリペイドカード、Amazon Pay、銀行振込、GMO後払い
DMMオンラインクリニック国内製タダラフィル錠5mg(1日1錠) 13,750円〜16,500円 プランにより異なる(公式ページの記載は1ヶ月あたりの幅のみ) —(公式ページで確認できず) —(公式ページで確認できず) 無料 別途 550円 1ヶ月 明記あり クレジットカード、DMMポイント、PayPay
3.5mg / 6mg(国内に承認されている規格がない・海外製)国内未承認の医薬品です。
スマクリEDタダラフィル6mg(1日1錠) 3,980円 3ヶ月配送 132円(試算) 47,760円(参考値) 無料 込み 3ヶ月 国内未承認と明記 クレジットカード、プリペイドカード、Amazon Pay、銀行振込、GMO後払い
ユナイテッドクリニック海外製 低用量タダラフィル3.5mg(1日1錠)大阪なんば院など実店舗でも受けられます 4,980円 再診時 166円 59,760円(参考値) 無料 込み 1ヶ月 国内未承認と明記 クレジットカード、コンビニ決済、代金引換
参考:配合剤(単剤との比較ではありません)タダラフィル単剤ではなく他成分との配合剤のため、 単剤の料金とは比較できません。
イースト駅前クリニックタダラフィル2.5mg+亜鉛10mg 合剤(1日1錠) 8,910円 1ヶ月分(都度購入) 297円(試算) 106,920円(参考値) 無料 別途 1,100円 1ヶ月 院内で調剤した配合剤 クレジットカード、代金引換
  • 2026年10月14日時点の各公式サイト掲載内容です。最新の価格は各公式サイトでご確認ください。
  • 用量ごとに行をまとめています。用量が違うものは条件が違うため、用量のまとまりをまたいだ順位は付けていません。
  • 並び順:各用量のまとまりの中で、月額が低い順。
  • 価格はすべて税込です。表の金額は薬代のみで、診察料・送料は含みません(各列をあわせてご確認ください)。
  • 試算:当メディアが総額を錠数などで割って出した金額です。1円未満は切り捨てています。「試算」の無い金額は、公式サイトの表記をそのまま載せています。
  • 参考値:12ヶ月分のプランがないため、月額を12ヶ月分に換算した参考値です。各クリニックが提示している金額ではありません。
  • 「〜」:公式サイトが1ヶ月あたりの料金を幅で示しているクリニックです。並び順は幅の下限で決めています。プランごとの金額は公式サイトでご確認ください。
  • 配合剤はタダラフィル単剤ではないため、単剤の料金とは比較できません。
  • いずれも自由診療(保険適用外)です。ED目的でのタダラフィル連日服用は国内で承認された用法ではありません。
  • 「—」は公式サイトで確認できなかった項目です。
  • 国内承認薬の明記:各院が処方する薬について、公式サイトが国内で承認されている医薬品だと明記しているかを、公式サイトの文言から載せています。薬そのものを当メディアが調べた結果ではありません。「販売名まで記載」は、販売名または製造販売元まで書かれている院です。『明記あり』は、ED目的の低用量連日服用が国内で承認されているという意味ではありません。国内にはED(勃起不全)の効能を持つタダラフィル製剤もありますが、その承認用法は性行為の前の服用です。国内承認品であっても、ED目的で毎日飲む使い方は国内で承認された用法ではありません(適応外使用)。2026年10月21日時点です。
  • 支払方法:各院の「特定商取引法に基づく表記」の支払方法の欄(読めない院は公式サイトのよくある質問)から、オンライン診療で使えるものを載せています。2026年10月2日時点です。

出典と確かめた日

オンライン診療の料金の表(7院)

各院の公式サイトの掲載内容を、上の日に確かめました。料金の改定などで内容が変わることがあります。申し込みの前に各院の公式サイトでご確認ください。

本治療に関する注意事項

  • 本治療は自由診療(保険適用外)です。費用は全額自己負担となります。
  • タダラフィルは国内で勃起不全(性行為の前に服用する用法)や前立腺肥大症等の治療薬として承認されていますが、 ED治療を目的とした連日服用は国内で承認された用法ではなく、適応外使用です。
  • 適応外使用のため、重篤な副作用が生じた場合も 医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
  • 本サービスは20歳以上の方を対象としています。
  • 服用の可否は医師の診察により判断されます。自己判断で服用しないでください。
  • 硝酸剤(ニトログリセリン等)やリオシグアトを使用中の方、重度の心疾患・肝障害がある方などは服用できません。 毎日飲む用法の製品では、重度の腎障害がある方も服用できません。 条件は製品ごとに異なるため、医師が添付文書の禁忌で確認します。
  • 亜硝酸系の吸入剤(ラッシュ・ポッパーズ等)を使用している方、または使用する予定のある方は服用できません。 併用すると急激な血圧低下を起こすおそれがあるためです。
  • 効果・副作用には個人差があります。
  • 諸外国の情報:米国ではEDに対し、タダラフィル2.5mgを1日1回服用し、 効果と忍容性に応じて5mgに増量する用法が承認されています。EUでも2.5mg・5mgの1日1回の用法があります。 海外の添付文書でも、硝酸剤との併用による過度の血圧低下、持続勃起、突然の視力・聴力の低下、 心血管系の事象などへの注意が示されています。 海外での承認は、日本でのED目的の連日服用の承認や、すべての方に対する安全性を意味するものではありません。

お問い合わせ先:info@medical-ishin.com