
この記事の要点
- 国内のタダラフィルの後発品は、名前の末尾で効能が分かれています。ZAはザルティア錠、CIはシアリス錠、ADはアドシルカ錠と同じ効能です。
- 2.5mg・5mgの後発品はZAだけで、効能は前立腺肥大症に伴う排尿障害です。勃起不全を効能とする後発品(CI)は10mgと20mgです。
- 薬価基準に載っているのはZAとADの後発品、先発品のザルティア錠・シアリス錠・アドシルカ錠で、CIの後発品は載っていません。
目次
公開日 / 最終更新日 / 料金の確認日
「タダラフィル」のジェネリック(後発品)には、名前の末尾に「ZA」「CI」「AD」が付いたものがあります。 この末尾は、どの先発品と同じ効能なのかを表しています。
このページでは、国内で承認されているタダラフィルの後発品を効能ごとに整理し、 規格、薬価基準に載っているか、保険診療で使えるかを、PMDAと厚生労働省の一覧から示します。
結論:末尾で効能が違います。2.5mg・5mgの後発品はZAだけです
| 名前の末尾 | 同じ効能の先発品 | 効能 | 規格 | 薬価基準 |
|---|---|---|---|---|
| ZA | ザルティア錠 | 前立腺肥大症に伴う排尿障害 | 2.5mg・5mg | 載っている |
| CI | シアリス錠 | 勃起不全 | 10mg・20mg | 載っていない |
| AD | アドシルカ錠 | 肺高血圧症 | 20mg | 載っている |
(出典:PMDA 医療用医薬品 情報検索、 厚生労働省「薬価基準収載品目リスト(令和8年10月14日適用)」。2026年10月16日に確認)
- 毎日飲む方法で使われる2.5mg・5mgの後発品は、ZAだけです。 ZAの効能は前立腺肥大症に伴う排尿障害で、勃起不全ではありません。
- 勃起不全を効能とする後発品(CI)は10mgと20mgで、性行為の前に飲む用法です。
- CIの後発品は薬価基準に載っておらず、保険診療では使えません。
ジェネリック(後発品)とは
厚生労働省は、後発医薬品を次のように説明しています。
先発医薬品の特許が切れた後に、先発医薬品と成分や規格等が同一で、治療学的に同等であるとして承認される医薬品を「後発医薬品」(いわゆるジェネリック医薬品)と呼んでいます。
(出典:厚生労働省「薬価基準収載品目リスト及び後発医薬品に関する情報について(令和8年10月14日適用)」)
後発品も、国内で審査を受けて承認された医薬品です。 海外の通販サイトで「ジェネリック」として売られているものとは、扱いが違います(後の節で触れます)。
名前の末尾が、効能を表しています
タダラフィルの先発品は、効能ごとに3つあります。 後発品は、どの先発品と同じ効能かによって、名前の末尾が分かれています。
ZA:ザルティア錠と同じ効能(前立腺肥大症)
| 規格 | 製品(会社の略称は販売名のかっこ内) |
|---|---|
| 2.5mg・5mg | タダラフィル錠ZA「JG」「あすか」「杏林」「サワイ」「サンド」「日医工」「ニプロ」「フソー」「シオエ」 |
| 2.5mg・5mg(口の中で溶ける錠剤) | タダラフィルOD錠ZA「トーワ」 |
(出典:厚生労働省「薬価基準収載品目リスト(令和8年10月14日適用)」内用薬)
CI:シアリス錠と同じ効能(勃起不全)
| 規格 | 製品 |
|---|---|
| 10mg・20mg | タダラフィル錠CI「FCI」「TCK」「VTRS」「あすか」「クラシエ」「サワイ」「杏林」 |
(出典:PMDA 医療用医薬品 情報検索(259000CF1)。2026年10月16日に確認)
CIの後発品の添付文書には、用法が次のように書かれています。
通常、成人には1日1回タダラフィルとして10mgを性行為の約1時間前に経口投与する。
(出典:タダラフィル錠10mgCI「あすか」添付文書 6. 用法及び用量。20mgへの増量の条件も同じ項に書かれています)
国内のCIの後発品に、5mg以下の規格はありません。
AD:アドシルカ錠と同じ効能(肺高血圧症)
アドシルカ錠と、20mgのADの後発品(「JG」「TE」「杏林」「サワイ」)があります。 ED・前立腺肥大症とは別の病気の薬です。このページでは名前の整理のために挙げています。
「タダラフィル錠」とだけ書かれているときは
名前の末尾を見ないと、どの効能の製品かは分かりません。 同じタダラフィルでも、効能と用法が違います。
毎日飲む方法と、後発品の関係
ED治療で毎日飲む方法では、2.5mgや5mgといった低用量が使われます。
国内で承認されている2.5mg・5mgのタダラフィル錠のうち、1日1回飲む用法で承認されているのは、ザルティア錠とZAの後発品です。 どちらも効能は前立腺肥大症に伴う排尿障害です。 (シアリス錠にも5mgがありますが、勃起不全の薬で、性行為の前に飲む用法です。)
そのため、ED目的で毎日飲む方法は、どの製品を使っても承認された用法ではなく、適応外使用になります。 先発品か後発品かで、この点は変わりません。
料金表に出てくる3.5mgや6mgは、国内で承認されている規格ではありません。 タダラフィル 6mgで整理しています。
薬価:保険診療で使うときの価格
薬価は、保険診療で医薬品を使うときの公定価格です。 厚生労働省の一覧(令和8年10月14日適用)では、1錠あたり次のとおりです。
| 製品 | 2.5mg | 5mg | 10mg | 20mg |
|---|---|---|---|---|
| ザルティア錠(先発品) | 40.3円 | 78.6円 | — | — |
| ZAの後発品 | 14.9円〜27.2円 | 30.3円〜59.9円 | — | — |
| シアリス錠(先発品) | — | 1,078.3円 | 1,164.6円 | 1,288.9円 |
| CIの後発品 | — | — | 載っていない | 載っていない |
(出典:厚生労働省「薬価基準収載品目リスト(令和8年10月14日適用)」内用薬。「—」は規格が無いもの)
この金額は、ED治療で支払う料金ではありません。 次の節のとおり、ED治療の多くは保険の対象外で、料金は各医療機関が決めています。
保険診療で使えるのは、薬価基準に載っている薬だけです
保険診療で医師が使える医薬品は、決まりで限られています。
保険医は、厚生労働大臣の定める医薬品以外の薬物を患者に施用し、又は処方してはならない。
(出典:保険医療機関及び保険医療養担当規則 第19条)
厚生労働省は、薬価基準に載っている品目を「医療機関等で保険診療に用いられる医療用医薬品として官報に告示されている」ものと説明しています。 CIの後発品は薬価基準に載っていないので、保険診療では使えません。
それぞれ、どんなときに保険の対象になるか
| 製品 | 保険の対象になる場合 |
|---|---|
| ザルティア錠・ZAの後発品 | 前立腺肥大症に伴う排尿障害の治療 |
| シアリス錠 | 勃起不全による男性不妊を、不妊治療のタイミング法で治療する場合(条件あり) |
| CIの後発品 | なし(薬価基準に載っていない) |
ED治療を目的とした使い方は、原則として保険の対象外です。 シアリス錠が保険の対象になる条件は タダラフィルは保険適用になる?にまとめています。
海外の通販で売られている「ジェネリック」との違い
インターネットでは、海外で作られたタダラフィル製剤が「ジェネリック」として売られていることがあります。
このページで挙げた後発品は、国内で承認され、添付文書が公開されている医薬品です。 海外の通販で個人が買う製品は、診察がなく、届いたものが何かを自分で確かめられません。
公表されている情報は タダラフィルの通販は危険?で整理しています。 クリニックで処方される薬が国内承認品か海外製かを確かめる手がかりは 国内承認 タダラフィルにまとめています。
料金
ED治療は自由診療で、料金は各医療機関が決めています。 先発品か後発品か、どの規格かも院によって違います。 用量ごとに行を区切った比較表で、区切りをまたいだ順位は付けていません。
条件まで含めた比較は デイリータダラフィルが安いクリニックの比較にあります。
| クリニック | 月額 | 料金の条件 | 1回あたり | 12ヶ月総額 | 診察料 | 送料 | 最低契約期間 | 国内承認薬の明記 | 支払方法 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2.5mg(国内で承認されている規格)Mendは2.5mgを扱っていません。 | |||||||||
| クリニックフォアデイリータダラフィル2.5mg(1日1錠) | 5,346円 | 定期配送 | 178円(試算) | 64,152円(参考値) | 1,650円 | 別途 550円 | 1ヶ月 | 明記あり | クレジットカード、デビットカード、Paidy(あと払い)、GMO後払い、Jamm(銀行引き落とし)、Amazon Pay |
| スマクリED国内薬 タダラフィル2.5mg(1日1錠) | 6,980円 | 3ヶ月配送 | 232円(試算) | 83,760円(参考値) | 無料 | 込み | 3ヶ月 | 明記なし | クレジットカード、プリペイドカード、Amazon Pay、銀行振込、GMO後払い |
| 5mg(国内で承認されている規格) | |||||||||
| Mend当院タダラフィル5mg(1日1錠) | 2,980円 | 12ヶ月契約時 | 99円 | 35,760円 | 無料 | 込み | 1ヶ月 | 明記あり | クレジットカード、PayPay、銀行振込 |
| すぐ薬国内製タダラフィルOD錠5mg(1日1錠) | 5,416円(試算) | 6ヶ月ごとの定期便 | 181円 | 65,000円(参考値) | 無料 | 込み | 1ヶ月 | 明記あり(販売名まで記載) | クレジットカード、銀行振込 |
| スマクリED国内薬 タダラフィル5mg(1日1錠) | 6,980円 | 3ヶ月配送 | 232円(試算) | 83,760円(参考値) | 無料 | 込み | 3ヶ月 | 明記なし | クレジットカード、プリペイドカード、Amazon Pay、銀行振込、GMO後払い |
| DMMオンラインクリニック国内製タダラフィル錠5mg(1日1錠) | 13,750円〜16,500円 | プランにより異なる(公式ページの記載は1ヶ月あたりの幅のみ) | —(公式ページで確認できず) | —(公式ページで確認できず) | 無料 | 別途 550円 | 1ヶ月 | 明記あり | クレジットカード、DMMポイント、PayPay |
| 3.5mg / 6mg(国内に承認されている規格がない・海外製)国内未承認の医薬品です。 | |||||||||
| スマクリEDタダラフィル6mg(1日1錠) | 3,980円 | 3ヶ月配送 | 132円(試算) | 47,760円(参考値) | 無料 | 込み | 3ヶ月 | 国内未承認と明記 | クレジットカード、プリペイドカード、Amazon Pay、銀行振込、GMO後払い |
| ユナイテッドクリニック海外製 低用量タダラフィル3.5mg(1日1錠)大阪なんば院など実店舗でも受けられます | 4,980円 | 再診時 | 166円 | 59,760円(参考値) | 無料 | 込み | 1ヶ月 | 国内未承認と明記 | クレジットカード、コンビニ決済、代金引換 |
| 参考:配合剤(単剤との比較ではありません)タダラフィル単剤ではなく他成分との配合剤のため、 単剤の料金とは比較できません。 | |||||||||
| イースト駅前クリニックタダラフィル2.5mg+亜鉛10mg 合剤(1日1錠) | 8,910円 | 1ヶ月分(都度購入) | 297円(試算) | 106,920円(参考値) | 無料 | 別途 1,100円 | 1ヶ月 | 院内で調剤した配合剤 | クレジットカード、代金引換 |
- 2026年10月14日時点の各公式サイト掲載内容です。最新の価格は各公式サイトでご確認ください。
- 用量ごとに行をまとめています。用量が違うものは条件が違うため、用量のまとまりをまたいだ順位は付けていません。
- 並び順:各用量のまとまりの中で、月額が低い順。
- 価格はすべて税込です。表の金額は薬代のみで、診察料・送料は含みません(各列をあわせてご確認ください)。
- 試算:当メディアが総額を錠数などで割って出した金額です。1円未満は切り捨てています。「試算」の無い金額は、公式サイトの表記をそのまま載せています。
- 参考値:12ヶ月分のプランがないため、月額を12ヶ月分に換算した参考値です。各クリニックが提示している金額ではありません。
- 「〜」:公式サイトが1ヶ月あたりの料金を幅で示しているクリニックです。並び順は幅の下限で決めています。プランごとの金額は公式サイトでご確認ください。
- 配合剤はタダラフィル単剤ではないため、単剤の料金とは比較できません。
- いずれも自由診療(保険適用外)です。ED目的でのタダラフィル連日服用は国内で承認された用法ではありません。
- 「—」は公式サイトで確認できなかった項目です。
- 国内承認薬の明記:各院が処方する薬について、公式サイトが国内で承認されている医薬品だと明記しているかを、公式サイトの文言から載せています。薬そのものを当メディアが調べた結果ではありません。「販売名まで記載」は、販売名または製造販売元まで書かれている院です。『明記あり』は、ED目的の低用量連日服用が国内で承認されているという意味ではありません。国内にはED(勃起不全)の効能を持つタダラフィル製剤もありますが、その承認用法は性行為の前の服用です。国内承認品であっても、ED目的で毎日飲む使い方は国内で承認された用法ではありません(適応外使用)。2026年10月21日時点です。
- 支払方法:各院の「特定商取引法に基づく表記」の支払方法の欄(読めない院は公式サイトのよくある質問)から、オンライン診療で使えるものを載せています。2026年10月2日時点です。
よくある質問
ジェネリックは効き目が違いますか
厚生労働省は、後発品を「先発医薬品と成分や規格等が同一で、治療学的に同等であるとして承認される医薬品」と説明しています。 このページでは、先発品と後発品の効き目を比べることはしていません。 効き方には個人差があります。服用については医師にご相談ください。
シアリスのジェネリックに5mgはありますか
国内で承認されているCIの後発品は、10mgと20mgだけです(2026年10月16日にPMDAで確認)。 国内で承認されている5mg以下のタダラフィル錠は、ザルティア錠とZAの後発品(2.5mg・5mg)、シアリス錠5mgです。
ザルティアのジェネリックは保険で出ますか
前立腺肥大症に伴う排尿障害の治療であれば、ザルティア錠もZAの後発品も薬価基準に載っています。 ED治療を目的とした使い方は、原則として保険の対象外です。
オーソライズドジェネリック(AG)はどれですか
このページでは示していません。 確認した厚生労働省の一覧には、AGかどうかの区別が載っていないためです。
ジェネリックは薬局で買えますか
ここで挙げた後発品は、医師の処方が必要な医療用医薬品です。 薬局で薬剤師の確認を受けて買える市販薬(タダラフィル10mg)は別の製品で、 タダラフィルは市販で買える?で扱っています。
出典と確かめた日
オンライン診療の料金の表(7院)
- Mend(このメディアの運営者が運営) 料金:medical-ishin.com(2026年10月14日に確かめた)/支払方法:medical-ishin.com/law/(2026年10月2日に確かめた)/国内承認薬の明記:medical-ishin.com/law/(2026年10月21日に確かめた)
- DMMオンラインクリニック 料金:clinic.dmm.com/menu/ed_pe/(2026年10月14日に確かめた)/支払方法:clinic.dmm.com/law/(2026年10月2日に確かめた)/国内承認薬の明記:clinic.dmm.com/products/300108/(2026年10月21日に確かめた)
- すぐ薬 料金:suguyaku-online.jp/ed(2026年10月14日に確かめた)/支払方法:suguyaku-online.jp/transaction_law.html(2026年10月2日に確かめた)/国内承認薬の明記:suguyaku-online.jp/ed/(2026年10月21日に確かめた)
- イースト駅前クリニック 料金:www.eastcl.com/ed/price/(2026年10月20日に確かめた)/支払方法:www.eastcl.com/law/(2026年10月2日に確かめた)/国内承認薬の明記:www.eastcl.com/ed/(2026年10月21日に確かめた)
- クリニックフォア 料金:www.clinicfor.life/telemedicine/ed/daily-tadalafil/(2026年10月14日に確かめた)/支払方法:www.clinicfor.life/faq/(2026年10月2日に確かめた)/国内承認薬の明記:www.clinicfor.life/telemedicine/ed/daily-tadalafil/(2026年10月21日に確かめた)
- スマクリED 料金:internet-clinic.jp/smacli-ed/pricing(2026年10月14日に確かめた)/支払方法:internet-clinic.jp/law(2026年10月2日に確かめた)/国内承認薬の明記:internet-clinic.jp/ed/daily-tadalafil(2026年10月21日に確かめた)
- ユナイテッドクリニック 料金:united-clinic.jp/about-anti-aging/tadalafil/(2026年10月14日に確かめた)/支払方法:united-clinic.jp/law/(2026年10月2日に確かめた)/国内承認薬の明記:united-clinic.jp/about-anti-aging/tadalafil/(2026年10月21日に確かめた)
各院の公式サイトの掲載内容を、上の日に確かめました。料金の改定などで内容が変わることがあります。申し込みの前に各院の公式サイトでご確認ください。
本治療に関する注意事項
- 本治療は自由診療(保険適用外)です。費用は全額自己負担となります。
- タダラフィルは国内で勃起不全(性行為の前に服用する用法)や前立腺肥大症等の治療薬として承認されていますが、 ED治療を目的とした連日服用は国内で承認された用法ではなく、適応外使用です。
- 適応外使用のため、重篤な副作用が生じた場合も 医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
- 本サービスは20歳以上の方を対象としています。
- 服用の可否は医師の診察により判断されます。自己判断で服用しないでください。
- 硝酸剤(ニトログリセリン等)やリオシグアトを使用中の方、重度の心疾患・肝障害がある方などは服用できません。 毎日飲む用法の製品では、重度の腎障害がある方も服用できません。 条件は製品ごとに異なるため、医師が添付文書の禁忌で確認します。
- 亜硝酸系の吸入剤(ラッシュ・ポッパーズ等)を使用している方、または使用する予定のある方は服用できません。 併用すると急激な血圧低下を起こすおそれがあるためです。
- 効果・副作用には個人差があります。
- 諸外国の情報:米国ではEDに対し、タダラフィル2.5mgを1日1回服用し、 効果と忍容性に応じて5mgに増量する用法が承認されています。EUでも2.5mg・5mgの1日1回の用法があります。 海外の添付文書でも、硝酸剤との併用による過度の血圧低下、持続勃起、突然の視力・聴力の低下、 心血管系の事象などへの注意が示されています。 海外での承認は、日本でのED目的の連日服用の承認や、すべての方に対する安全性を意味するものではありません。
お問い合わせ先:info@medical-ishin.com